相談のきっかけ
事業主の実父が数年前に病気をし、それ以来実母と姉妹2人で経営を支えてきたが、資金繰りに不慣れなため手持資金が不足気味である。そこで、今回は資金繰りを円滑化するためのアドバイスが欲しいということであった。
対象企業の概要
会社名 :そば処 竹扇(ちくせん)
代表者名:亀山順子
事業内容:昭和13年創業。地元のお客様に愛される「そば処」 を目指す
古都鎌倉にて昭和十三年創業 八十余年続くそば屋です。
課題整理
- 毎月の製造原価や販売管理費を適切に管理する
- 集客に合せた人員配置で人件費を適切に管理する
- 食材へのこだわりをよりアピールして集客効果を高める
強み・特徴
- 創業80余年に亘り構築してきた「地元とのつながり」
- 厳選したそば粉に加えその他食材にもこだわっている
- 実母と姉妹2人とパート(女性)による笑顔の接客
解決策の提案と実施
- 事業計画を積極的に見直して「新たな借入れ」を行う
- 新たに「エアレジスター」を導入し「接客」を効率化する
- エアレジスターを積極活用することで「売れ筋商品や時間別集客状況」を分析しムダのない人員配置を行う
- 店内POPなどを利用して、「厳選したそば粉やこだわりの食材」などをお客さまにわかり易いようにアピールする
- 当店自慢の「目玉商品」を開発し、収益性を高める
支援の成果
- 材料原価・人件費・その他販管費等の経費目標額を設定して原価管理を徹底した。〈目標管理の導入〉
- 季節毎「売れ筋商品」を把握し、定期的に商品ラインアップ見直しを行い、お客さまが喜ぶ商品提供を行った。
- これまで不定期になりがちであった「定休日」をキチンと定め、常連のお客様に迷惑を掛けないようにした。